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あんたら鬼だ!!(望月みつる目線)

2009/06/07 [Sun] 12:15
「なんか鬼ごっこしたい!」

ある日の放課後。ペコが机に両手の拳を叩きつける。
アホなことを言うペコの顔が真顔で俺とあっきーは目を丸くした。

「すればええんちゃう?」

「だよね。ペコ1人で。エア鬼ごっこ

ペコはお前ら酷い! と机をバンバン叩いている。
俺達3人はサボったり、バカなことして遊んだり、時には突拍子もないことをする。
その突拍子もないことを提案するのはいつもペコだった。

「寂しすぎるよね! 2人のいけず! 三擦り半!」

「ぶぅう! そんなん早くないわ! 俺は普通!」

「そ、そうだそうだ!(え、なに? 巫女さん?)」

ペコの言ったことはわからないけど、とりあえずあっきーに同調する。
あとで母さんに聞いてみようかな。
(みつるやめとき!!! 激しく無茶やから!!)

「いいじゃん! 少年の心を忘れないでいようぜ。
 ほら、ビックリマンチョコのシールあげるから」

「いらねえぇええ!」

「もっといいもん持ってこんかい!!」

「ワガママだなぁ…じゃあ鬼が逃げてる2人捕まえたら、
逃げた人が負けで鬼に牛丼特盛り奢り。鬼が捕まえられなかったら、
捕まらなかった人の分の数だけ並盛り奢りね」

「なんか鬼不利じゃない?」

「おっけ。鬼が勝ったら、俺から副賞でミニストップのソフトとポテト奢るわ」

勿論俺が鬼の場合はなくていいよ。とペコは俺達を見てへらへら笑っている。
余裕とでもいいたいのか! このノッポさんめ!(あっきーもでかいけど!!)

「決まりやね。はい、ジャンケンすんで! 最初はパー!!」

グーじゃないのかよ! 

ペコはちゃんとパーをだしている。俺は2人の策略にハマって案の定鬼になってしまった。
あっきーはスポーツ万能。ペコは中学時代に野球をやってたスポーツマン。

え、この文章で俺死亡フラグたってない?

「学校内だけね!」

「わかっとるって! タイムリミットは始まってから30分後な! みつる、はよ100数えて!」

「(タイムリミットながっ)(あっきーまでノリノリだし…)い、い~ち」

「おっしゃああああ!!!!!!!!」

俺が数え始めた途端、ペコは手を直角にふりながら物凄い勢いで
机いっぱいの教室の中を器用に走って出ていく。

「ペコ本気すぎ!!! …あ、あっきー…」

残ったあっきーに不安を視線で訴える。
あっきーはにこにこ笑って俺の肩に手をおいた。

「みつる! 関西人がものが賭けられた勝負に手抜くわけないやろ!」

ほな! とあっきーも跳ねるように走って出ていってしまった。
ペコほど勢いはないけれど、物凄く身軽だった。

「そ、そんな………
 そんなあああああああ!!!

俺の悲惨な叫び声が誰もいない教室に響いていた。
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