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俺の千代ちゃんといったら(沢井章之目線)

2009/05/08 [Fri] 23:09
俺の妹の千代ちゃんは可愛いけど性格がきっつい。
打率はまぁまぁやけど、守備はあんまりなかんじやった。(バレるとしめられるから内緒な!)
頭はすこぶる良いし、猫かぶりやから、まわりの大人は千代ちゃんがめっちゃんこ好きで、
俺はいっつもまわりから頑張りや! と背中とか尻を叩かれてばっかりやった。

それを疎ましいとか、むかつくとか思ったことはあんまない。
面倒やなぁとかは思う。
俺の机にあるPCにむかって真面目な顔をしてる千代ちゃんは肩につくかつかないかの
さらさらの髪を荒っぽい手つきで不機嫌そうにかきあげた。

「あーくんの高校って、偏差値低くもないけど、高くもないから中途半端やね」

「…千代ちゃん、それ心の中で言ってくれん?」

俺の部屋で、千代ちゃんは色んな高校のホームページを見ている。
千代ちゃんは今年受験生やから大変そうやった。
俺はというと、だらだらとむっちゃんの授業参観に着てく服を
漁ったり出しっぱなしにしたりしていた。(ようするに部屋が散らかしてた
千代ちゃんはマウスカチカチカッチカチ言わせて眉間に皺を寄せている。

「まぁ、千代女の子やから、あーくんとこの男子校なんて入れないし。
それに、女子高のが楽しそう」

「おっ、ええやん。文化祭よんで!(俺だけ!)」

「千代はあーくんの彼女探しのために高校行くんじゃないから」

「……(せやね)」

「あ、携帯にメールきた。あーくん千代の携帯取って」

俺のベッドに投げ出されて、緑色のライトをチカチカさせる千代ちゃんの携帯電話。
ライトの緑はあーくんの色や、と笑いながら設定してた千代ちゃんはなかなかにブラコンだ。
携帯電話を千代ちゃんに軽くぽいっと大きな弧を描くように投げる。
マウスを触るのをやめた千代ちゃんは今度は携帯電話をカチカチいわせてた。
ぷっと吹き出しながら笑う顔が、可愛く見える俺もなかなかにシスコンやった。

「か、彼氏?」

「おらんよ。美音ちゃんから。今高校選定中ってメール送ったら『千代ちゃんファイト~』って
 顔文字ばっか山ほど送ってきた。あの子、アホやね」

「他人様の妹をアホ言うたらあかんよ。ホモ漫画の主人公にされんで

「千代男やないし。あーくん安心しい。
 千代がいつか美音ちゃんを真っ当な道に戻してあげる予定やから」

「…ペコが聞いたら泣いて喜びそうやね」

「(描かれたのはペコ君か)美音ちゃんは何で自分の兄弟で漫画描く根性を
 他に使わないんやろね」

千代ちゃんは携帯電話を閉じる。
千代にはわからんわ~と首を傾げていた。
さっきから話に出てる美音ちゃんはペコの妹で、いわゆる腐女子やった。
見た目も声もふわふわほわほわして癒し系?やから、腐ってるのは残念やった。
(俺は別に人様の趣味を否定はせんけど肯定もせん!)

俺は笑いながら数ある服の中からピンクのポロシャツとジーパンだけ残して頷く。
爽やかな兄ちゃんルック!俺の爽やかさよ! 
金髪=遊んでそう な雰囲気を変えてくれ!

あとの服は適当にクローゼットに突っ込んだ。(あとで! あとで片付ける!!!

「……」

千代ちゃんがじーっと見てくる。
なんか。悪いことしとるわけじゃない(サボりは息抜き程度なら正義)けど緊張してくる。

「千代ちゃん…何? じっと見とるけど……」

「あーくん。明日学校なのに何で私服用意しとんの?」

「(ぎく)いや~日曜日ペコとみつると遊ぶからオシャレせんとな~って!!」

「ふ~ん」

細まっていく千代ちゃんの目が怖い!

「な、何?」

「ま、ええけど」

「(ほっ)(バレんかった)」

「バレんようにね」

「(もうバレとる!)」

ニヤニヤしながら俺の部屋から出てく千代ちゃんは意地悪だけど優しかった。

明日明日明日。


幸せな日になりますように!

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